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LJL 2019 Summer Split”ファイナルレポート DFM vs V3日本最強のチームはどちらか!?

2019/11/12

esports port編集部

2019年6月15日(土)からスタートした『League of Legends』の夏季リーグ“LJL 2019 Summer Split”。そのファイナリストとなる“DetonatioN FocusMe(DFM)”と“V3 Esports(V3)”の対戦が、9月16日(月・祝)にアリーナ立川立飛で行われた。

今回の対戦は王者DFMを追うV3と言う形の展開。ルールはBo5。このため5戦を戦う内の3戦を先取したチームが勝利となる。また会場の外では選手たちの対戦以外にも、ファンアートのコーナーや物販など様々な試みを見ることができた。

ファンアートのコーナーではキャラクターに留まらず両チームの応援イラストも

大会会場となったアリーナの外では物販コーナーやファンアートのコーナーが存在。ファンアートのコーナーでは、人気チャンピオンである“ヤスオ”を描いたイラストが展示されていた。

加えて“DFM”と“V3”両チームの応援イラストも見られ、熱いファンが多いことを伺わせていた。


両チームともに負けられない戦い

会場を埋め尽くさんばかりのesportsファンが集った会場へ現れた選手たち。中央の花道を通ってステージ上に上がったところで、Mid、Jungleなどそれぞれが担当するポジションごとに両チームの選手を紹介。これで大いに盛り上がりを見せたところで、いよいよゲームスタート。

第1試合ではDFM側がブルーサイドを選択。事前に行われた優勝者アンケートではDFMの勝利に90%もの票が集まっていたが、V3がその予想を覆せるのかに期待が集まった。スターターはDFMが、トップ:Evi、ジャングル:STEAL、ミッド:CEROS、ADC:YUTAPON、サポート:GAENG。V3側がトップ:PAZ、ジャングル:BABY、ミッド:ACE、ADC:YUTORIMOYASHI、サポート:VIVIDとなった。

パッチはイベント時点でのライブパッチであった“9.18”ではなく、そのふたつ前の“9.16”が使用された。

ファーストブラッドはDFMとなったが、試合時間13分頃まで双方ともにキル数1ずつのタワー破壊もなしと、膠着状態が続いた。今回のDFMは少数戦が得意なチーム構成となっていたが、これはV3側が得意な流れであったことは特筆すべき点。

V3側は試合時間14分30分あたりで1キルを取ると、中立モンスター“リフト・ヘラルド”を守りつつ、先にDFM側のタワーをひとつ破壊。その勢いのままドラゴンも撃破して、徐々に優位を作っていく。

流れが完全にV3に動きつつあるところで勝負を決めたのは、DFM側の狙っていたリフトヘラルドをV3側がスティールしたタイミング。この窮地を統率の取れた連携で生き延びたDFMだが、それでも逆転の機会が訪れることはなく初戦はV3が獲得。王者DFMが初戦を落とすというまさかの展開ということで、会場も大いに盛り上がっていた。

試合と試合の合間にはゲスト登壇によるお楽しみコーナーが実施された。1試合目の後はは、トニーフランクとなだぎ武が登場。双方自身のネタを披露して会場を盛り上げると、2試合目に突入。

今回のサイド選択権はV3側が持っているということで、このまま勝利に王手をかけたいV3は有利なポジションになるブルーサイドでのスタートを選択。さらにコーチも変更し、畳みかけようという意図が感じられた。

対するDFMはこのまま終われないということで、試合が始まると今度はV3に試合の主導権を渡さないよう序盤から積極的に攻めていく対応。試合開始から6分を過ぎたあたりでボットレーンでDFMが4キル目を獲得。膠着状態の続いた1試合目から一転して試合展開が激しく動いていく。

V3側のこの不利な状況を覆そうという動きを見せてくれたのが、ACE選手。彼の活躍もあってタワー破壊数やゴールド差をほぼイーブンにまで戻した。そんな状況の中試合が再び大きく動いたのが、試合時間17分過ぎに勃発した集団戦。

ACE選手の活躍などから流れを掴むべくV3側はドラゴンを獲得。その後集団戦を仕掛けるまでは完璧だったのだが、なんとDFM側がむしろこれは好機と言わんばかりに応戦。受けに回るのではなくACE選手をスタンさせたところから一気に撃破し、V3側の隊列が崩れたところでキル数を重ねた。

そうして22分頃にドラゴン、バロンナッシャーを獲得したDFMがこのまま勝負を決めるかと思われた。しかしここで負けるわけにはいかないV3も、しぶとく食らいついていく。試合時間30分を回ったところで、DFMがV3サイドのインヒビターを破壊。

これが決定打となり、V3側の陣地深くでの攻防が繰り広げられることに。V3もよく守っていたが、DFM側のプレイヤーに加え大量のミニオンが押し寄せたため、ここで手詰まり。第2試合はDFMが勝利を飾った。

 

DFMが勢いに乗り始める。V3も負けじと追いかける。

2試合目後の企画は、本作に登場する人気キャラクターに扮するコスプレイヤーたちが客席に登場。彼らからファンへプレゼントが投げ込まれ、会場は大いに盛り上がった。

1対1で迎えた3試合目は、獲得したチームが先に勝利に王手をかけられるということで、どちらのチームも負けるわけにはいかない雰囲気。両チームとも開幕から自分の担当するポジションに駆け出していく選手たちが見られた。

状況が大きく動いたのが、試合時間9分直前。DFM側がドラゴンに攻撃を加えていることに気づいたV3側の選手たちが一挙に押し寄せ、4キルを獲得。そのままドラゴンも倒し、一挙に優位を獲得。

この流れに乗りたいV3。対するDFMは苦しい展開が続くことに。この有利な状況を継続したいV3はドラゴンを狙うが、なんとこれをDFMがさせじとスティール。その後自分の担当するポジションに戻ろうとしていたPAZ選手が奇襲を受け撃破されてしまう。

追いすがるDFMが試合時間22分頃にキル数でならぶと、ここからはお互いじりじりとした攻防が続いていく。そして25分頃の集団戦でDFMが逆転。一気に流れを掴むとそのままV3自陣のクリスタルを破壊し、3試合目もDFMが連取。いよいよ勝利への王手をかけた。

会場へMCが降り立ちファンへ質問をしていくコーナーが3試合目後に実施。そうして4試合目へ。ここで負けると後がないV3は再びブルーサイドを選択。

なお、解説のふたりからは対戦後の両チームがどういった立ち位置になるのかを聞くことができた。DFMが勝利すると今回で三連覇となりチームタイの記録となる、V3は勝てば初優勝であることなど、これによってこのリーグ戦も終幕が近づいてきたことを感じさせた。

またトラブルで一時試合が止まる一幕もあったが、解説のRevol&eyesの軽妙なトークが会場のファンを盛り上げ続け、温かい雰囲気を作り出していた。

今回も両チームの編成は第1試合と同じくどちらも少数戦が強い構成。ただし試合時間15分までで強力なのがV3で、それ以降の時間に強いのがDFMとなっていた。

ファーストブラッドはV3が獲得。後がないとはいえV3もまだ勝利を諦めていないところを見せてくれ、ここからドラゴンも獲得するなど積極的にアドバンテージを稼ぐべくチームとして行動していく。

しかしDFMも一歩も引かず、1キルを獲得すると続いて出現したドラゴンをスティール。ここから流れが変わり始める。試合時間13分過ぎまでで2対4で2キルリードしており、16分30秒頃にタワーの破壊も先行して成功させたDFM。

続いて19分あたりでドラゴンも獲得し、完全に流れはDFMに。22分30秒頃には既に2対6キルの4キル差がついてしまっており、もはやDFMの勝利は動きそうもない状況。V3側も検討するが、徐々に自陣に押し込まれていき、試合時間33分を数えずDFMの勝利に。最終的には3キル対16キルいう大差となっており、DFMがその圧倒的な強さを見せつけた。

試合後のDFMはお互いに肩を組み合って喜びを噛みしめていた。インタビューではEvi選手を筆頭に、1戦目を落とした際に以前のファイナルで敗北を喫したことを思い出したことを述べており、今回の勝利でその悪夢を拭ったと観客に思わせてくれた。

最後は選手たちが優勝トロフィーを掲げると、会場からのDFMコールが起き彼らの勝利を大いに祝福。本大会は幕を閉じた。

ここで勝利したDFMは、世界大会へ進出。そちらでも大いに活躍することだろう。その活躍や、DFMならびにV3の今後の動向も追いかけていきたいところ。日本の『League of Legends』シーンのトップを走る両チームの活躍をお見逃しなく。

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