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平成最後の2018年、esportsシーンに起きた出来事を振り返る―大規模イベント、「JeSU」設立は何をもたらすか

2018/12/28

esports port 編集部

今年も数多くのesportsイベントや大会が世界各地で開かれ、多くのプレイヤーたちが激闘を戦い抜いてきた。

番組主導による大会やプロゲーマーの取材、世界大会への参加ロケや芸能人同士が集まってゲームをするなど、世間一般におけるesportsの認知度も昨年よりも高まってきている。

ニュースやバラエティ番組にもプロゲーマーが出演しインタビューやトークをする、芸能人にゲームのアドバイスを行うこともあり、「ゲーム文化」への一般的な印象はこれからも変わっていきそうだ。

 

そんな中今年は主にどんな大会や出来事があったのか、簡単なものにはなるが格闘ゲームやMOBA、FPS/TPSやパズルといった形でジャンルに分けて紹介していこう。

また、国内プロゲーミングシーンにおいて重要なトピックとなった「一般社団法人 日本eスポーツ連合(JeSU)」の設立についても触れていく。

 

■2018年の「格闘ゲーム」競技シーン

 

「EVO JAPAN」

 

 

2018年1月後半に行われた、格闘ゲーム大会の祭典EVOLUTIONシリーズの初日本進出。
予選は池袋サンシャインシティ文化会館、決勝は秋葉原UDXアキバ・スクエアにて行われ、国内外問わず多くの参加者が訪れた。(リンク先は「EVO 2019」にアップデート済)

 

 メインタイトルとして選ばれたのは『STREET FIGHTER V ARCADE EDITION』、『鉄拳7』、『GUILTY GEAR Xrd REV 2』、『BLAZBLUE CENTRALFICTION』を始めとした作品だ。その他、『大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU』や『THE KING OF FIGHTERS XIV』、ニンテンドースイッチの『ARMS』もラインナップに組み込まれている。

 

この大会には、世界各地から全メインタイトル合計約5,000人のプレイヤーが出場。
また、サイドトーナメントに『ヴァンパイア』シリーズや『サムライスピリッツ』シリーズをはじめ、『エヌアイン完全世界』や『らんま1/2 爆裂乱闘編』といったアーケードやスーパーファミコンなど、特定の機種でのみ展開されているゲームタイトルも選ばれており、中にはPS3/Xbox360で発売されたアクションパズル『キャサリン』も種目として選ばれていた。
格闘ゲーム・対戦ゲームにちなんだブースも多数出展されており、大会に出場しなかった人でも十分に楽しめる内容となっていた。

 

 数々の戦いが繰り広げられたこの大会は、「EVO JAPAN 2019」として2019年にも開催予定になっている。
東京から福岡へと場所を移し、2019年2月15日から3日間の日程で行われる。メインタイトルは『STREET FIGHTER V ARCADE EDITION』や『GUILTY GEAR Xrd REV 2』、『鉄拳7』や『THE KING OF FIGHTERS XIV』に加え、『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』と『ソウルキャリバーVI』が新たに加わったラインナップとなる。

 

 しかしながら、『BLAZBLUE CENTRALFICTION』と『大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU』、『ARMS』に関しては残念ながら選ばれなかったようだ。
しかしサイドトーナメントとして加わる可能性も十分にあるので続報を期待しよう。

 

 

「EVO 2018」

 

 

こちらは毎年7月~8月頃にアメリカで行われている、格闘ゲーム大会の祭典「EVOLUTION」シリーズのメインイベント。
今年も昨年と同じくラスベガス・マンダレイベイホテルにて行われた(リンク先は「EVO 2019」にアップデート済)。

 

メインタイトルになったのは、海外人気も非常に高い『DRAGON BALL FIGHTERZ』を筆頭に、『STREET FIGHTER V ARCADE EDITION』や『鉄拳7』、『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』や『GUILTY GEAR Xrd REV 2』といった作品だ。
更に、同じく海外プレイヤーが非常に多い『大乱闘スマッシュブラザーズ for WiiU』とゲームキューブ版『大乱闘スマッシュブラザーズDX』、そしてDCコミックス格闘ゲームの『INJUSTICE 2』(国内版は未発売)という計8作品。
メインタイトルの出場者だけでも7500人ほどのエントリーがあり、他にも観戦者やコスプレイヤー、ファンアイテムを作る人が多数参加し、非常に大規模な大会となった。 

 

サイドトーナメントや企業の出展も充実しており、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』、『SOUL CALIBER VI』、『DEAD OR ALIVE 6』など最新作の試遊ブースが展示。
格闘ゲームにちなんだTシャツやグッズ、カスタマイズされたコントローラーやファンメイドのイラスト・グッズの販売など、選手として参加しなくとも楽しいものになっている。 

 

2019年度の開催も決定しており、2019年8月2日から8月4日よりラスベガス マンダレイ・ベイにて行われる。
メインタイトルはまだ決定していないが、例年通りであれば年明け頃には情報も出てくると思われる。続報を要チェックだ。

 

 

「ARCREVO WORLD TOUR」

 

 

こちらはARC SYSTEM WORKSが主催する大会ツアー。2019年秋に開催予定の「ARCREVO America 2019」まで、約11の大会の主催・協力が予定されており、「WORLD TOUR」の名の通り世界各地で行われる。最初の大会となる「REVOLUTION」がロンドンで、その後「SEA Major 2018」が10月中旬にシンガポールで開催され、11月下旬に「ARCREVO JAPAN 2018」がTOC五反田メッセにて開催された。この後は、日程は未発表ながらも8つの大会が国内外で控えており、それぞれの大会の優勝者は決勝大会へのチケットを手にすることとなる。

 

メインタイトルは『BLAZBLUE CENTRALFICTION』、『GUILTY GEAR Xrd REV 2』、『BLAZBLUE CROSS TAG BATTLE』の3作品。いずれもARC SYSTEM WORKSの自社格闘ゲームだ。

 

また、これ以外にも開発中のゲームのミニトーナメント(「ARCREVO JAPAN 2018」では『キルラキル ザ・ゲーム -異布-』が採用)や、プレイヤーが企画した大会(レディースオンリー大会など)が開かれていた。参加者・開発者同士のコミュニティーが盛んであることも目玉の一つだ。

 

 

「CAPCOM CUP 2018」

 

 

「CAPCOM CUP 2018」は、12月に行われた、カプコン主催の『STREET FIGHTER V ARCADE EDITION』世界大会だ。
その年の間にカプコン側に登録された大会で高成績を残すと選手にグローバルポイントが付与される。そのポイントの上位や世界各地での公式大会決勝優勝者を含めた32名が集いダブルエリミネーション形式にて試合を行う。

 

アメリカ・ラスベガス、ルクソールホテル内にあるesports Arenaで最終予選、決勝トーナメントが開かれ、現地・ネットともに多くの観戦者が来場した。
多くの戦いを経て、決勝はウィナーズリーグから板橋ザンギエフ選手、ルーザーズリーグからガチくん選手が勝ち残った。日本人選手同士の戦いはガチくん選手がルーザーズから巻き返し勝利を収め優勝。ストリートファイターV シーズン3におけるカプコンカップ王者となった。

 

https://twitter.com/RedBullGamingJP/status/1074501853902065664(レッドブルゲーミング公式Twitter ガチくん選手優勝お祝いツイート)

 

 

■2018年の「MOBA」競技シーン

 

「League of Legends 2018 World Championship」

 

 

MOBAというゲームジャンルにおいて、圧倒的知名度とユーザー数を誇る『League of Legends』。
5人で構成されるチームに分かれ、特徴あるキャラクター(チャンピオン)を選び、数々の戦略とタイミング、知識と経験の積み重ねがぶつかり合う大人気ゲームだ。その人気からプロチームは世界各地に多数存在し、海外テレビ番組では野球やサッカーといったフィジカルスポーツと同じくらいの枠で、試合放送が大きく取り上げられるほど。

 

そうした世界のプロチーム同士が一ヶ月の間戦い、韓国にて行われる世界大会へ出場する権利を得た24組が激闘を繰り広げるのが「2018 World Championship」だ。
決勝はシングルエリミネーション、ベストオブ5形式(通称BO5。敗者復活戦なし、最大で5回行われる試合の中で3回先取したチームの勝ち)で行われ、最後に残ったのは「Fnatic」、「Invictus Gaming」の2チーム。世界最強はどちらのチームになるのか。この熱き戦いはぜひ自身の目で確かめてもらいたい。

 

 

 

「Dota 2 The International 2018」

 

 

MOBAの元祖を引き継ぎ、『LoL』と並び世界的人気を誇る『Dota 2』。Steamにて配信中のFree-to-Playモデル作品の中ではユーザー数も非常に多く、戦略や知識も『LoL』と比べると若干難しい印象を受ける。しかし、その硬派な内容によって、対人戦は非常に熱く、互いのスキルや知識・経験を突き詰めた戦いを繰り広げることができるのが魅力だ。

 

『Dota 2』の世界大会である「The International 2018」は、ここ数年では7~8月頃に行われ、それまでに各地で行われる予選大会を勝ち抜いた上位プロチームが大会参加資格を得る。18チームはそれぞれグループに分かれ、今回トーナメントを勝ち進み決勝に残った2チームは「OG」と「PSG.LGD」。この試合もぜひご自身の目でご覧頂きたい。試合内容も然ることながら、試合開始前にチャンピオンをピックアップする際の演出はゲームをプレイしたことがある人なら思わず「おおっ!」と唸ってしまうことだろう。

 

 

■2018年の「FPS/TPS」競技シーン

 

「Call of Duty World League Championship 2018」

 

第二次世界大戦をテーマにしたFPS『Call of Duty: WWII』。
Activisionはこの作品より以前のシリーズから「The Call of Duty World League」と呼ばれるリーグを開いている。
2018年は『Call of Duty: WWII』がメインタイトルとなり、世界各地のプロチームがしのぎを削った。このリーグにおける世界大会が「Call of Duty World League Championship 2018」である。優勝賞金は60万ドル、日本円で約6000万円ほどになる。32チームが参戦するなか、グランドファイナルまで残ったのはどちらも強豪の「Evil Geniuses」と「Team Kaliber」。

 

競技ルールにはESPORTSモードが適用され、1ゲームごとにゲームモードを変えていく。入れ替わっていく拠点を占拠していくHARDPOINT。攻撃側と防御側に別れ、攻撃側は防御側を殲滅もしくは爆弾を設置・爆破させる、防御側は攻撃側を殲滅させるか設置された爆弾を解体するSEARCH & DESTROY。マップに置かれた旗を自陣へ持ち帰ることでポイントを得るCAPTURE THE FLAGをローテーションでプレイしていき、3ゲーム先取した方が勝利となる。

 

 

『Call of Duty: WWII』プロ対抗戦

 

 

ソニー・インタラクティブエンタテイメントが日本国内にて開催したプロリーグ。
半年間にわたって全5回のリーグ戦が毎月開かれ、6チームの中から勝ち抜いてきた上位2チームがグランドファイナルへと進んだ。

 

参加チームは「CYCLOPS athlete gaming」、「DetonatioN Gaming」、「Libalent Vertex」、「Rush Gaming」、「SCARZ」、「Sun Sister」の計6チーム。日本のプロチームによるトーナメントである。ルールは先述した「World League Championship 2018」と同じルールになり、HARDPOINT、SEARCH & DESTROY、CAPTURE THE FLAGをローテーションし、3ゲームを先取したチームの勝利となる。

 

半年という長きにわたる戦いを経て、東京ゲームショウ2018にて行われたグランドファイナル。対戦カードは「DetonatioN Gaming」vs「Libalent Vertex」。
多くの観客が見守る中、勝利したのは……?日本国内の『CoD: WWII』シーンを盛り上げた最終試合は、先述の動画からチェックしていただきたい。

 

 

eLeague CS:GO Premier

 

チーム対戦FPSとして、「PCゲーマーの間では知らない者はいない」とまで言われるほどの人気シリーズである『Counter Strike: Global Offensive』。テロリストと対テロ部隊に別れ、5vs5のチーム戦を行うのがメインのゲーム内容で、ルールはSEARCH & DESTROYがメジャーだ。
ラウンド数が進む・敵をキルすることで所持金を増やすことができ、それにより銃火器や装備品を購入することができるのがこのゲームの特徴。チームごとに武器・装備を考え戦略を組み立てていくのがおもしろさの一つである。

 

eLeague Premier2018に参戦しているプロチームは「Astralis」、「Cloud9」、「FaZe Clan」、「Fnatic」、「MIBR」、「mousesports」、「Natus Vincere」、「Team Liquid」の8チームだ。上記チームが2つのグループに分かれ、ダブルエリミネーション方式のベストオブ3(2本先取)で進行し、グループごとのトップチーム同士がグランドファイナルへと進める。

 

ゲームルールは「Search and Destroy」。攻撃側は爆弾を設置・爆破させるか、防衛側を全滅させることでラウンド取得。防衛側は攻撃側を全滅させるか設置された爆弾を解体することでラウンド取得ができる。マップや試合内容、相手の動き方によって装備品や人員配置を変え、連携を取りつつ最善策を尽くしながら戦っていくチームの姿はまさしく本物の部隊そのもの。プレイヤーも観客も熱くなれる。

 

 

Overwatch World Cup

 

様々な特殊能力を持ったヒーローたちを操り、6vs6で対戦を繰り広げていくチーム対戦FPS『Overwatch』esports部門にも積極的に取り組んでおり、公式大会はもちろんのこと、シーズンになるとプロチームのエンブレムやデザインを模したスキンがゲーム内で提供される。

 

「Overwatch World Cup」は、その名の通りそれぞれの国がプロチーム、プロプレイヤーから代表を選出してチームを組み、世界大会を戦っていく内容になっている。24ヶ国の国々が数ヶ月に渡り試合を行い、ブリザードが毎年開催しているコンベンション「BrizzCon」にて決勝戦が行われた。対戦カードは「中国」と「韓国」、22ヶ国を打ち破ってきただけあり、試合内容も非常に白熱したものであった。

 

 

Fortnite Winter Royale

 

 

2018年11月24~12月12日に北米と欧州で開かれた大会。予選は期間内に毎日3回地域ごとでオンラインマッチが行われ、マッチ内での撃破数や上位入賞を果たすことによりポイントが増加。そのポイント、成績を集計し、高記録保持者として選ばれたプレイヤーが「Winter Royale Finals」に招待される。
12月12日に地域ごとの決勝戦が行われ、北米地域の優勝者はNOLANLUL選手。欧州地域の優勝者はLESTREAM SKITE選手。どちらの地域においても、1位の選手に優勝賞金75,000ドルが贈られた。

 

また2019年には「Fortnite World Cup」が開催予定になっているが、今の所、日本からの参加に関するアナウンスはされていない。
しかし、公式Twitterによると現在いろいろと働きかけているようなので、いずれ日本国内からも参加可能になるかもしれない。腕に自信のある『フォートナイト』プレイヤーは情報をチェックしつつ、今から練習しておくのもありだ。

 

 

第4回 スプラトゥーン甲子園

 

 

可愛らしいイカたちが床をカラフルに塗りたくり、その面積で競い合うゲーム、『Splatoon 2』。
その公式大会が日本全国で今行われている。年齢不問、4人1組のチームが多数参加。7月から始まった大会は12月に行われたオンライン大会を終え、次に待つのは甲子園のファイナル。数々の地区大会を勝ち抜いてきた優勝チームたちは2019年1月下旬開催予定の闘会議 2019にて全国大会に招待される。

 

またこちらのスプラトゥーン甲子園とは違う大会になるが、小学生限定大会も開かれているほど、多くの層に楽しまれている『Splatoon 2』。プレイヤーにとって来年の闘会議2019は見逃せないものになることだろう。

 

 

■2018年の「カードゲーム」競技シーン

 

『シャドウバース』RAGEトーナメント (Spring, Summer, Autumn, Winter)

 

様々なゲームタイトルで大会を行っているRAGEトーナメントシリーズ。
今年はアマチュアリーグに加えて、春夏秋冬と季節ごとにもシャドウバースの大会が開かれ、多くのプレイヤーが参加した。

 

大会フォーマットはローテーション(最新パックから5種前までのパックからカードを選びデッキを組むルール)を採用しており、スイスドロー方式(全勝者が1人になるまで続く大会形式)で試合進行が行われた。優勝者、準優勝者には後述する「ShadowVerse World Grand Prix 2018」の出場権が与えられる。

 

 

ShadowVerse World Grand Prix 2018

 

12月15日、16日の二日間、幕張メッセで開かれたシャドウバース世界大会。RAGEトーナメントをはじめ数々の大会を勝ち抜いてきた24名のプレイヤーが激闘を繰り広げた。

 

ルール・大会フォーマットは勝ち進むごとに変わっていき、1日目に行われたのはスイスドロー方式の8回戦。
1~2回戦はパック制限なしでデッキを作り戦う「アンリミテッド」でベストオブ3(2本先取)。3~4回戦はその場で引いたカードでデッキを作り戦う「2Pick」でベストオブ(1本先取)。5~8回戦は「ローテーション」でBo3。そして二日目にグランドファイナルで行われたのはシングルエリミネーション方式の3回戦で「ローテーション」のベストオブ5(3本先取)だ。
二日間に渡る激闘を勝ち進んできた日本人プレイヤーのふぇぐ選手が優勝し、賞金1億円を獲得した。

 

 

 ハースストーン世界選手権

 

 

ブリザード・エンターテインメントが手がけるカードゲームで、世界各地に多くのプレイヤーがいる大人気作品。
『Overwatch』と同じく、こちらもesportsへの取り組みに意欲的だ。一年を通して大会が複数開催されているほか、ユーザーコミュニティ主導の「炉端の集い」という小規模イベントも多数行われている。

 

2018~2019年にかけて行われている『ハースストーン』の世界大会「HCT World Championship 2018」では、北米・南米やヨーロッパ、アジアや中国地域に分かれ、それぞれ公式大会が行われていき、優勝者・上位入賞者が2019年1~2月頃に開催予定の世界選手権へと進むことができる。2019年の初旬から大きな大会が見られるので、『ハースストーン』プレイヤーはぜひチェックしてみてほしい。

 

 

■2018年の「パズルゲーム」競技シーン

 

「ぷよぷよカップ」&「ぷよぷよチャンピオンシップ

 

 

『ぷよぷよテトリス』は定期的に公式大会を開いており、今年の6月からプレイヤーランキング制度が設定された。
これは『ぷよぷよ』シリーズにおけるesports大会において好成績を残した選手に対してポイントを付与し、次に行われる大会への出場権が与えられるものになっている。
最初は「ぷよぷよカップ」と呼ばれるプロ・アマ・一般混合の大会からはじまり、「ぷよぷよチャンピオンシップ」が続けて行われていく。この大会は約2ヶ月おきに開催されているので、出場し上位入賞をしていくことでポイントを獲得できる。このランキングの結果により、2019年春に行われる「ぷよぷよランキング ファイナルズ」に参加できるかどうかが決定していく。 

 

人気パズルゲームシリーズである「ぷよぷよ」。現在『ぷよぷよテトリス』がパズルゲームにおけるesportsタイトルとして人気を博している。
その『ぷよぷよテトリス』とは別に『ぷよぷよ通』と『ぷよぷよフィーバー』ルールのみを収録し、対戦に重きを置いたタイトルが『ぷよぷよeスポーツ』として東京ゲームショウにて発表。10月に発売となった。
『ぷよぷよ』は、元を辿ればダンジョンRPG『魔導物語』から派生したタイトルである。こうしてタイトルに「esports」と名付けられるのは、ゲーム文化において歴史的ニュースなのではないだろうか。
2019年に開催される茨城国体でのタイトルとなることも発表され、ますます盛り上がっていくと思われる。

 

 

「パズドラチャレンジカップ2018」&「パズドラオープンカップ」

 

 

小学生以上であれば参加可能な大会で、4~5月に様々な場所で地区予選~最終予選~決勝大会と開催された。
部門は対戦部門とスコアアタック部門の2種類があり、前者では「パズドラレーダー」を使用し、後者では「パズドラチャレンジ」を使用して大会が進行された。ルールは部門により異なる。対戦部門では自身のチーム編成を使用して試合を進め、スコアアタック部門では専用端末が用意され、指定された編成で参加する。優勝者、上位入賞者には決勝大会への出場権、対戦部門においては「パズドラオープンカップ」への出場権が与えられ、より高いレベルへの大会参加チャンスを獲得できる。

 

「パズドラオープンカップ」では、「パズドラチャレンジカップ 2018 対戦部門」を勝ち抜いてきたプレイヤーとプロゲーマーたちが競い合う。自身のモンスターたちを編成して対戦していくルールを採用。事前に準備した3チームの中から試合ごとに選ぶことができるため、相手の編成を読みつつ最適な組み合わせを見出しスキルを放つ、そして何よりパズルをうまくこなしていくことが重要になってくる。

 

 

■「日本eスポーツ連号(JeSU)」の設立を振り返る

 

2018年2月、「日本eスポーツ連合(JeSU)」が設立された。esports振興、競技大会の普及やそれにおけるプロライセンスの発行や大会認定、選手育成に関する支援など、ゲームの競技シーン全体を推し進めようと取り組んでいる連合である。現在数々の有名企業がスポンサーや会員として入会しており、来年以降も続々と増えていくことが予想できる。
そして、ゲーム作品がJeSU認定タイトルに選ばれることにより、JeSU公認の大会でそのゲームが使用可能となり、優勝者や上位入賞者に対して「プロライセンス」を発行できるようになる。またJeSU公認大会においては高額賞金も設定できるため、プロゲーマーにとっては海外に行かなくとも多くの賞金を獲得できるチャンスが増える。

 

日本国内でも、流行語となるほどまでに枠を広げてきたesportsシーン。
プロプレイヤーや大会イベント、コミュニティーが既に揃っている中での「JeSU設立」は、競技的なゲーム文化に興味を持ち始めた者にも印象強く映ったはずだ。
JeSUは2018年12月、「eSPORTS国際チャレンジカップ ~日本代表vsアジア選抜~」の開催を発表している。新たなスポンサーや地方支部も加わり、今後も活動規模は大きくなっていくだろう。

 


 

いかがだっただろうか。今回紹介したものだけでも、かなりの数の大会やイベントが開かれていたことが分かるだろう。
しかしこれらはあくまでも一部なので、気になったゲームや大会について調べてもらうと、更にesportsの世界を楽しめるだろう。空いた時間に配信されている動画を観るもよし、気になったゲームは買って遊んでみるもよし。ゲームにもよるが、「ランクマッチ」などにも挑戦し、競技シーンまでの道のりの最序盤を実際に体感してみてもいいだろう。

 

冒頭でも述べたように、昨今ネットだけではなく、国内のテレビ番組や新聞などがesportsをテーマにした番組や記事を多く提供している。そうした点を見ても、今年は日本におけるesports普及の始まりの年なのかもしれない。

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