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超大型コミュニティーイベント「C4 LAN 2019 SPRING」参加者インタビュー

超大型コミュニティーイベント「C4 LAN 2019 SPRING」参加者インタビュー

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2019/5/18 (土) esports port 編集部

2019年5月10~12日の3日間、ベルサール高田馬場にて「C4 LAN 2019 SPRING」が開催された。
前の記事では、イベント内容について触れたが、どんな思いで参加しているのだろうか。
イベントには様々な参加者が訪れているが、今回は会場内でお会いできた協賛企業と一般参加していたプロeスポーツプレイヤー、有識者にそれぞれインタビューを行い、イベントの感触や、今後の期待などを伺った。

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■「コミケ」レベルまでメジャーになるポテンシャル

まずは、プレイヤー出身にして協賛企業である「Twitch」の日本第一号社員であるアユハさん。協賛企業、そして1ゲーマーとしての視点から、「C4 LAN」の盛り上がりや、今後の展望について語られた。

 ―協賛企業として第1回から関わられていますが、回数を重ねていく中で、盛り上がりや変化は感じていますか。

 
アユハ:去年の5月からベルサール高田馬場で開催されていて、最初と比べると大きな会場になりました。盛り上がりに関していうと段違いですね。来場者数と知名度はどんどん上がってきていて、「ゲームと言えばC4 LAN」っていう空気は強く感じます。

 

 ―今回も含めて、過去に盛り上がったイベントで印象的なものはありますか?

 アユハ:過去のものだと、2017年5月の開催時に行われた「PUBG」イベントの盛り上がりですね。リリースから間もない頃で、一般的にはまだ知名度が低かったタイミングでした。AAAタイトルでもないし、当時はあまりヒットが見込まれてなかったんです。だから「C4 LAN」でやった100人弱のオフラインイベントって、どうやら世界初の大人数オフラインだったんじゃないかっていう可能性があります。

 

―すごいですね!

 アユハ:Twitchの配信者でShobosukeさんという方が、当時、日本で唯一、「PUBG」のカスタムサーバーを運営する権限を持っていて、彼を巻き込んでやっちゃおうと。すごい盛り上がりでしたよ。バトルロワイヤルってこんなにポテンシャルがあるんだっていうのを、黎明期に実感しました。

 

―今回のイベントで期待しているものはありますか?

 アユハ:いつも楽しみにしてるのが、3日目にある「Golf With Your Friends」ですね。恒例のイベントで現地で朝起きている人が一斉に参加できて、会場のプレイヤー全員が一つのゲームに集まるっていうのが楽しい。僕は結構好きなんですよ。「起きろー!みんなで遊ぶぞー!」って感じで。

 

―他にはいかがでしょう?

アユハ:自治体の方々の出展ですね。今回は岩手県が初出展しているんですよ。さっき、県庁の方も来られていましたが、前回一般参加者で楽しんでいて、今回はもう出展しているっていうスピードです。

 

―それはすごい!

アユハ:岩手県知事さんの趣味が自作PCらしく、そこから「C4 LAN」に興味を持たれたみたいですね。若い人にどうアプローチするかとか、東京にいる人にどうやって岩手県に来てもらおうかっていう事を考える中で、一つフックになる可能性があると思います。

また、常連として富山県と大分県も出られてます。この2県はすでに現地で同様のイベントをやってるんですよ。他にもイベントをやりたいっていう方たちが去年から急増して、岩手県もどうやってアピールしようかというところでいらっしゃってるのかと。「DeToNator」のSPYGEAさんが岩手出身でそこでも繋がりができているみたいです。

 

―すごいですね。自治体まで入ってきて間口が広いというか。

アユハ:他の都道府県でLANパーティーを開催している方も来てましたよ。愛知県とか大阪府からもですかね。自分の県でもやりたいという方が増えて。このイベントのポテンシャルに皆気づいてきたんですよね。

 

―来る人にアピールしたい事、楽しみ方を教えてください。

アユハ:1ゲーマーの視点で言うと、自分がやっているゲームが面白い、もっと布教したいという人はこのイベントで席を抑えた方がいいです。面白いゲームっていっぱいあるんですけど、多くの人は自分の知っているゲーム以外はやらないもの、というのが統計としてあります。特に1個にハマるとそれしかやらない。でも、他のゲームにもちょっと興味ある人が「C4 LAN」には集まっていて、自分の好きなゲームをアピールすると、声を掛けてくれたり隣の人にも勧められるので、他のゲームとの繋がりも出来ていくという。

 

 ―最後に「C4 LAN」に期待する事をお伺いしていいですか?

アユハ:「C4 LAN」はゲーム業界のコミケになるポテンシャルがあると思っています。やってみたいのは、駐車場のある会場で痛車を並べたりとか。その痛車からPCとかを出して、設営してゲームをするみたいな。他の参加者の方も、もっと自分の好きなものをアピールしてもらいたいです。海外の人にも興味を持っていただいて、観光産業とも連携できたらいいなと思っています。

中村鮎葉さんTwitch アユハさん

■「C4 LAN」の成功がきっかけとなり、もっとコミュニティイベントが広がれば

ゲーム業界、eスポーツ業界のアナリストで、「eスポーツラボ」、「Esportsの会」の管理人の一人でもある但木一真さん。コミュニティイベントをはじめ、様々なゲーム関連のイベントに携わる識者の視点から、「C4 LAN」についての感想を伺った。

 

―イベントを覗いてみていかがでしょう?

但木:面白いですね。この熱狂は他のイベントにないなって思います。自分はカドカワさんの「闘会議」などにも関わらせていただいてますけど、そういうイベントとは一味違う、色んな場所で皆が自由にゲームをやっているのがいいですよね。色々なタイトルがひしめき合って、お祭り感がいい。

 

―ゲーム関連のイベントに携わっている視点から、今後の「C4 LAN」に期待する事はありますか?

但木:小学生、中学生ぐらいの若い人が来れるイベントをやってもいいんじゃないかと思ってます。今回とは別に対象年齢を下げたイベントやってもいいし、「C4 LAN」の年齢層を広げるのもいいと思います。小学生とか中学生の子たちって、ゲームによってはすごいユーザー層がいるんですよ。「フォートナイト」のスイッチ版とかiPad版、モバイルゲームだと低年齢層が多いと思うんです。そういう子たちが遊びに来るイベントがあってもいいかなと。

 

―もっと低年齢層にアピールした方がいいと。

但木:こういうコミュニティイベントって、ゴールデンウィークとか夏休みっていう子供たちの休みに合わせてあんまりやってないんですよね。年末年始とかには大きなイベントはあるんですが、夏休みは結構ガラっとしている。

 

―夏休みの親子でイベントに来たり、と。

但木:そうそう。お父さんお母さんも一緒にゲームをやったりとかね。任天堂や、モンストの「モンストパーク」なんかが夏休み合わせて来てるんですが、コミュニティのイベントみたいなのはないと思います。なので、そういう子たちを取り込むイベントをやってもいいのかな。

 

―面白いですね。

但木:あとは、ジャンルを絞ってみるとか。タイトルを限定するんじゃなくて、例えばFPSとTPSだけみたいな感じ。シューティング系って、タイトルは違っても操作感覚は近いものがあるので、他のタイトルに触れてもそこそこ遊べると思うんですよ。

 

―自分の好きなゲームをお互いに共有できるといいですよね。

但木:今、集客できるイベントって、大型イベントでも参加型なんです。「C4 LAN」もそうですよね。見るだけのイベントっていうのもあるんですが、やっぱりまだ厳しいですね。やはり、プレイできるイベントの方がいいと思いますよ。もっとあってもいいんじゃないかな。「C4 LAN」しかないのは寂しい。

 

―そういう意味では参加型の大型コミュニティイベントとして「C4 LAN」は、成功している実例と考えてもいいのでしょうか。

但木:そうですね。他にない唯一のイベントですからね。運営側の方々がご苦労されているのも拝見しているので、その努力が実った感じですよね。イベントってお金がかかるじゃないですか。どんな小さなところでも結構な予算がかかるんですよ。しかも水モノすぎて、採算が合うかわからない。そういう難しいところで、こういう成功事例があると皆がやろうと思えるようになる。事例を作ってきた先駆者の方たちは素晴らしいですよね。 

eスポーツラボ 但木一真さん

 ■オフラインで顔を合わせてやるのはやっぱり面白い

一般参加者として会場を訪れていた「ウイニングイレブン」のプロeスポーツプレイヤーの一人、「まーさん」選手。会場を回ってみての感想や、プロeスポーツプレイヤーとしてこのイベントに期待する事を伺った。

 

―どういったきっかけで今回のイベントを知ったんですか?

まーさん:同じウイイレのプロプレイヤーの知人がブースを出していて、その人から誘われて来ました。

 

―会場を見ての感想はどうでしょう。

まーさん:色々なジャンルのゲームがありますよね。自分の知らないゲームもいっぱいあって、色々な方がいて。皆、楽しんでやってるなーって思います。

 

―魅力的だと思った事をお伺いします。

まーさん:普段はオンラインでやってるゲームを、イベントで顔を合わせて現地で一緒に遊ぶっていうのはいいですよね。

 

―やってみたいゲームはありましたか?

まーさん:「SEKIRO」が遊べるブースがありましたよね。あれは、知人から進められました。雀卓もありましたが、あれもやってみたいです。

 

―なるほど、麻雀は結構やられるのですか?

まーさん:昔、地元の先輩と一緒にやっていました。計算はできないですが、普通に役を揃えて上がるまではできます。

 

―他にもプロプレイヤーの方が結構いらっしゃってるみたいですが、一緒にゲームをやりましたか。

まーさん:さっき、「ぷよぷよ」のTemaさん※と対決しましたよ。以前、イベントで一緒に出たのでご挨拶がてらに、挑んでみましたが瞬殺されました。

※Tema…JeSU公認の女性ライセンス保持者で、「ぷよぷよ」のプロゲーマー。

 

―普段は「ウイイレ」をやってらっしゃいますよね。違うタイトルで遊んだりしますか?

まーさん:この前、アジア大会があって、残念ながら決勝に残れず3位という結果で。ホテルに戻った後、ちょっと落ち込んでたので気分転換に違うゲームをやろうと、負けた組でずっと全員で「ぷよぷよ」やってましたよ(笑)

 

―全員でですか(笑)

まーさん:やっぱり、ずっと同じタイトルをやってると集中力が切れてきて、結果が悪くなる事があるんです。でもゲームが好きなので、ゲームで息抜きをすると。大会前とかも気分転換で、「ストリートファイター」を触ったりもしますよ。

 

―今回のイベントも「ウイイレ」がメインという訳ではなく?

まーさん:いえ、他のタイトルも興味ありますよ。この前もPCで「フォートナイト」をやらせてもらいました。普段はコントローラーでやってるけど、キーボードとマウスじゃ全然違いますよね。やっぱりエイムはPCの方がいいです。何回もキーボードのカスタムを調整したり、ポジションとかも考えたりとか。普段コントローラーでやってるので、新鮮ですよ。

 

―ぜひ色々なタイトルに挑戦するプレイヤーの皆さんの姿も見たいです。 

まーさん:面白いですよね。eスポーツのジャンルの中で他競技同士でコラボしながら、どちらのタイトルも盛り上げられればいいと思います。 

ウイニングイレブン まーさん選手

それぞれのインタビューから感じたのは、このイベントが今後、ますます注目されていくだろうという期待感だ。そのうえで、これからやりたい事、期待したい事といった発展的な意見が各自の視点から伺う事ができた有意義なインタビューとなった。

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