esports port編集部が選ぶ「MOBA」ゲーム5選

2018.12.28

esports port編集部が選ぶ「MOBA」ゲーム5選

昨今、Web上のみならずテレビや雑誌、数多のメディアの間で盛り上がりを見せているesportsシーン。

従来の対戦ゲームよりも「競技性」が重要視されたesportsでは、今まで以上に真剣にゲームに打ち込むプレイヤーも増え、刺激的なプレイ体験を得ることが出来るようになってきている。

 

そんなesportsの中でもとりわけ人気を集めているのが「MOBA」と呼ばれるリアルタイムストラテジー系ゲームだ。

今回は、そんな近年一層の盛り上がりを見せるMOBAシーンに興味を持つプレイヤーのために、代表的なMOBAゲームの紹介をしていこう。

 

 

■『リーグ・オブ・レジェンド』

 

 

少額課金ではスキンなどを購入可能。

中には、K-POPアイドルとコラボレーションした有料スキンも

 

人気のあるMOBA全般に言えることだが、Free-to-Play方式なので無料でプレイすることができ、課金要素はかなり控えめ。

しかし、使用キャラクターのアンロックにはコストがかかるので、多くのキャラクターを無課金でアンロックするとなるとかなりのプレイ時間が必要となる。

しかし最初のうちはそう多くのキャラクターを使うことはできないのであまり気にもならないだろう。

課金することで使用したいキャラクターを購入したり、キャラクターの性能は変えずに見た目を変えるスキンを購入することもできる。

スキンにはかなりの種類があり、かわいかったり面白かったりするものが目白押しなので購買意欲がそそられるだろう。

 

1回のゲームプレイにかかる平均的時間はだいたい20分、長い場合では40分以上かかるので、(すべてのMOBAに言えることだが)腰を据えてプレイすることになる。

日本語での知識や情報、攻略動画などもWeb上に出揃っているので、これからMOBAを始めたいプレイヤーにも等しく上達のチャンスがある。

140体を超えるバリエーション豊かなチャンピオンの中に、あなたもきっとお気に入りの使用キャラクターを見つけることができるだろう。

 

 

■『Dota 2』

 

 

すべてのMOBAの元祖である『Defense of the Ancients Allstars(DotA)』の名前を引き継ぐのが、本作『Dota 2』だ。

『リーグ・オブ・レジェンド』に匹敵する人気を誇り、アクティブプレイヤーも多い。

ゲーム内容は『リーグ・オブ・レジェンド』よりもかなり複雑で、システム面でも戦略性が高いこともあって、習熟にはかなりの時間を要するだろう。

しかし、その分ハマると抜け出せない深みがあるゲームになっている。

 

 

無課金で最初からすべてのヒーローを使えるのでアンロックにかかるコストが全く存在しないのも大きな魅力のひとつだ。

課金要素は多種多様で、スキンのみならずカスタムゲームモードやゲーム内BGMなどにまで及ぶが、もちろん何も買わなくても対人戦では対等にプレイすることができる。

また、PCゲーマーにはおなじみのSteam上でプレイできるので、導入も簡単だ。まずはAIとのトレーニングから、じっくりと長い時間をかけてうまくなっていこう。

 

1回のゲームプレイにかかる平均的な時間は、35分から45分ほど。長期戦になると1時間以上かかることもあるので、その複雑さも相まって現行の人気MOBAの中ではかなりハードな部類だ。その分考える要素が多く、長く付き合っていけるので、歯ごたえのある面白い対人ゲームを探すハードコアゲーマーに特にオススメの作品となっている。

 

 

■『Heroes of The Storm』

 

 

元祖MOBAである『DotA』は、元々は『Warcraft III』のユーザー制作のMODであった。

それがいくつも枝分かれして現在に至るのだが、その大本『Warcraft III』の開発元であるBlizzard  Entertainmentが提供しているのが本作『Heroes of The Storm』である。『Warcraft』シリーズはもちろんのこと、『StarCraft』シリーズや『Diablo』シリーズ、『Overwatch』シリーズなどでおなじみのキャラクターが数多く参戦しているので、

Blizzardのファンにとってはオールスターゲームとしての楽しみもあるだろう。他のMOBAにはない独特の要素が数多く搭載されており、試合が流動的なのが面白いところだ。

 

 

先日公開された新スキン紹介映像。

BlizzardならではのハイクオリティなCGアニメーションは必見だ。

 

課金要素は『リーグ・オブ・レジェンド』とほぼ同程度。もちろん、無課金でもまったく問題なくプレイすることができる。

日本語に公式対応していないので、完全に英語がわからない、というプレイヤーは参入が難しいだろうが、長文のストーリーを読まされるといった性質のゲームではない。

ちなみに、Blizzardは他作品にも注力していくため、今作の開発・運営規模を縮小するとアナウンスしている。

これまでの勢いが多少なりとも薄れてしまうのは残念だが、『Diablo』などの名作を体験してきたゲーマーならそれでも尚『HotS』の魅力は力強く感じられるだろう。 

 

1回の平均的なプレイ時間はだいたい20分前後で、ほかのMOBAとくらべてもかなりプレイ時間が短いほうだ。

試合をサクサクと何回も回したいプレイヤーにはこのゲームがうってつけだろう。はじめてMOBAに触れるプレイヤーにもオススメの一本となっている。

 

 

■『SMITE』

 

 

『Paladins』などの人気無料ゲームを手がけるHi-Rez Studiosが提供しているMOBAが『SMITE』だ。

見下ろし視点の他のMOBAと違ってTPSライクな操作感が特徴で、アクションゲームを主にプレイするようなゲーマーたちでも参戦しやすいだろう。

また、キャラクターは神話の神々たちなので、我々にとっては馴染み深いキャラクターも数多く登場する。

 

 

課金形態はほぼ他のMOBAゲームを踏襲している……が、本作には『ゴッドパック』というものが存在し、30ドル程度支払うことで、(これから追加されるものも含めて)すべてのキャラクターをアンロックすることが出来る。また、本作もSteamでプレイすることが可能なのでPCゲーマーであるなら導入はかなり簡単だ。

 

プレイ時間はMOBAとしては平均的な20分~30分程度。前述の通り他のMOBAとはプレイ感覚が大きくことなるのでMOBAに慣れたプレイヤーでも新鮮に遊べるだろう。

視点も限定されているためかなりアクション要素が高いといえる。最近日本語にも対応したばかりので、日本人のプレイヤーがこれからはじめるにはうってつけだろう。

今まで興味があっても言語の壁があって参加を見送ってきたプレイヤーも遊んでみてはどうだろうか。

 

■『伝説対決 -Arena of Valor-』

 

 

スマートフォン版メインビジュアル

 

2018年に『Arena of Valor』日本版として上陸を果たしたのが本作『伝説対決 -Arena of Valor-』だ.

基本無料でダウンロードして遊ぶことができる。

プレイ感覚としてはかなりカジュアルな印象なので、MOBAジャンルに触れたことがないプレイヤーでも難なく参戦できるだろうし、

過去にMOBAを触れたことがあるプレイヤーでも十分に楽しめる内容となっている。

 

 

無課金でも他のプレイヤーと差が無く遊んでいくことができ、一試合の平均プレイ時間は約20分ぐらいと、かなり短い印象。

展開したばかりということで筆者のプレイ時間もそう多くなく、あくまで体感的な数字として参考にしていただきたい。

スマートフォンや携帯端末でできるということもあり、友人同士で集まった時に気軽に楽しくプレイできるので、PC MOBAとは違った楽しみ方ができるので非常にオススメだ。

早めに参戦して上達しておくと、他のプレイヤーと差がつけられるかもしれない。

今回はPC/家庭用ゲーム機/モバイルから選出したが、『SMITE』のようにSteamで配信されているMOBAの中には横スクロールアクションゲーム風の『Awesomenauts』、バトルロイヤル風の『Battlerite Royale』など、一風変わったシステムの作品も多々見られる。

RTS/シミュレーションから派生した本家『DotA』系から型破りなものまで、ぜひとも様々な角度からMOBAを楽しんでみてほしい。

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