『逆転オセロニア』手に汗握る激闘が繰り広げられた「オセロニアンスターズ2019」をレポート―マクドナルドのドナルドも見守る決勝戦ではコラボ駒が勝負を決めた

2019.02.20

『逆転オセロニア』手に汗握る激闘が繰り広げられた「オセロニアンスターズ2019」をレポート―マクドナルドのドナルドも見守る決勝戦ではコラボ駒が勝負を決めた

スマートフォンで楽しめる新感覚オセロアプリ『逆転オセロニア』。本作の配信3周年を記念したイベント「オセロニアンの祭典 3rd Anniversary」が、2019年2月2日(土)にベルサール御成門タワーで開催された。

 

本イベントではマクドナルドとコラボして1月に開催された“オセスタコロシアム”の各地域代表6名に加え、人気YouTuberのヒカキンとファミ通Appスターズ タイガー桜井を加えた計8名によるトーナメント「オセロニアンスターズ2019」が行われたほか、本作のファンによるファンアートである“オセロニアート”の表彰式なども併せて実施。
また、本作の3年間の軌跡を追う「オセロニアQ~3周年振り返りSP〜」では、出演者たちから当時のエピソードが次々飛び出し、会場の笑いを誘っていた。本稿では「オセロニアンスターズ2019」を中心に、このイベントをレポートする。

 

 

惜しくも初戦敗退のゲスト選手たちも観客を楽しませる白熱のプレイをみせる

 

 

イベントの幕が開くと、まずはお笑いコンビ“なすなかにし”のおふたりが登場。以前『逆転オセロニア』のYouTubeの配信番組に出演していたそうで、その際に貰った視聴者からのコメント「なすなかにし好き、郷土料理の名前みたいで」などをネタにしつつ、キレッキレの漫才を披露した。

 

 

その後はオープニングムービーを上映。これまでの本作の歩みを一挙に振り返る最初のコーナー「オセロニアQ~3周年振り返りSP〜」を実施。こちらでは3年前の2016年1月から本作をクイズ形式で振り返って行くことに。
進行にはMirrativ配信が用いられ、出題された問題は「2016年2月にリリースした『オセロニア』の正式名称は?」などのやさしいものばかりに。これによって全問正解者209名を達成したので、Mirrativアプリ内で使える30万コインが山分けになったほか、全ユーザーが星のかけら3個を貰えることとなった。

 

 

続いて「オセロニアンスターズ2019」の準々決勝へと移ると、ハンバーガーチェーン店マクドナルドのマスコットキャラクターとして知られているドナルドも駆けつけた。
マクドナルドの店舗で本大会の予選が行われたということで予選の様子を問われたドナルドは、「マクドナルドのお店がオセスタコロシアムみたいだった」とコメント。お店のクルーの方々も一緒に盛り上がっていたそうだ。

 

なお、本大会で使用できるデッキについては、マクドナルドとのコラボ特攻駒を使用したもの、もしくは大会側で用意したいくつかの専用デッキの中から使用するデッキを選ぶことができた。またベスト8と準決勝が1勝先取、決勝戦が2勝先取で勝利となった。
また特攻駒が場に出ることで1ポイント、特攻駒でのフィニッシュで3ポイントを獲得でき、この獲得ポイントによって会場で観戦している最大33人の観客へ、マックカードが贈られた。

 

 

第1試合の対戦カードはヒカキンvsほそドゥン。似たようなデッキ構成となっており、返しては返されの展開を繰り返していくうちに、じりじりと追い詰められていくヒカキン。しかし巧みな戦略でほそドゥンに切り札のクリスマス・ニケを切らせ食らいついたが、最終的にはほそドゥンの勝利となった。
その後の第2試合、コノハvsありすの試合は学園蘭陵王でバフコンボをつなげたありすの勝利にとなり、第3試合は押田水産vsタイガー桜井の試合に。序盤から押しつ押されつの展開が続くものの、タイガー桜井が「打っていいのか?」と迷いつつも放った1打が致命的に。

 

解説の高梨悠介が「これは怪しい」「22点くらいですかね(笑)」「オセロプレイヤーだったらまず打たないような手」と辛口評価を述べたこの一打に、対戦相手の押田水産の表情も緩んでおり、これをきっかけとして徐々に追い詰められていくタイガー桜井。

 

 

終盤に入るとタイガー桜井自身も気づいたのか、途中でパスをするしかなくなる展開の連続。するとゲストとして登場していたドナルドに助けを乞いはじめ、会場の笑いを誘っていた。このタイガー桜井の敗退をもって、ゲスト選手のふたりは初戦敗退という結果に終わった。

 

第4試合ティラノvsまこちゃんの対戦では、回復耐久タイプのデッキを扱うまこちゃんが、ティラノの選択した実装されたばかりの新タイプ“火炎”のデッキに苦戦を強いられる。まこちゃんは慎重に火炎ダメージを避けながら試合を進めて行くものの徐々に追い詰められていき、最後は抗い切れずティラノが勝利。

 

 

 “火炎”を軸としたデッキの圧倒的な火力が猛威を振るう

 

 

ここで一度休憩を挟み、“オセロニアート”の表彰を行った「オセロニアンセレクション`19」を実施。本作のアートチームも認めたという黒野天士によるグエリアスとレオンハルトのイラストや、本作のプロデューサー・けいじぇい氏がお気に入りでスマートフォンの壁紙にまでしている白滝によるヴァイセのイラストなど、どれも凄まじいクオリティの作品ばかり。

 

 

今回の最優秀賞は2名おり、つまみ細工という日本工芸の技術を使ったひじっきー制作のヨシノの髪飾りと、陶さんによるジュリスの絵画となった。この陶さんの絵画は会場に運び込んできたスタッフをすっぽり覆い隠すほどのキャンバスに描かれた大作で、会場からも驚きの声が漏れていた。このおふたりにけいじぇい氏からトロフィーの贈呈が行われたところで準決勝へ。

 

先ほどヒカキンを破ったほそドゥンとありすの対戦では、開幕からお互い手駒が微妙な様子。そんな中でも、このキャラも含む盤面の自分の神駒1枚につき通常攻撃が1.1倍、最大で1.8倍になる効果を持つエスペランサを配置して備えていたほそドゥン。
そんな彼の手駒へ、かねてより好きなキャラクターだと宣言していた強力なスキル“ピンチパンチ”を持つニケが舞い込んだ。
これによって一気に勝負がついたかに思われたが、堅実に立ち回り、このニケの効果を相手の攻撃力を下げるテラーナイトのデバフを活かしてギリギリ受け切ったありすの勝利となった。

 

続く押田水産vsティラノの試合では、先ほど回復耐久が辛い戦いを強いられていた火炎デッキを使用しているティラノ選手に対し、得意の回復耐久デッキを出しづらい押田水産。ティラノは今回も火炎デッキを選択しており、押田水産の駒を炎の壁に閉じ込めていった。
苦しい展開ながらも火炎ダメージを抑えつつ立ち回る押田水産は、アンドロメダの効果で残りティラノを残りHP396まで追い詰めた。しかしティラノが、ギリギリの勝負のなか押田水産が次ターンでダメージマスを踏まざるを得ない状況に詰ませ勝利をもぎ取った。

 

 

決勝ではマクドナルドコラボ駒が一挙に登場し観客を沸かせる

 

決勝戦の対戦カードはありすvsティラノに。第1試合はお互いHPを回復しながら戦う長期戦デッキということで、長い勝負となった。ティラノは罠駒を巧みに操り揺さぶりをかけるが、対するありすはこの心理戦を動じることなく冷静に対処。まずはありすが1勝を先取した。第2試合でのティラノはこれまで見せていなかった隠し玉とも言える夜行トップのデッキを披露。そんな夜行と相性のいいベルゼブブを早々に手駒に引き込むと、順調にありすへダメージを与えて行った。

 

この猛攻に必死の抵抗を見せたありすだったが、自身の負けを確信すると会場のみなさんへのプレゼントとなるマックカードを少しでも増やすため、なんの効果も発動することのない“パティ”を場に出した。このありすの最後まで観客を喜ばせるプレイを忘れない姿勢に、会場からは温かい拍手と歓声が巻き起こった。

 

運命の最終第3戦でのティラノは、かなり発動の難しい闘化後のニケを軸としたデッキを選択。決勝と言う大舞台にこの選択ということで、会場は大いに沸いたことは言うまでもない。対するありすもマクドナルドとのコラボ駒をふんだんに盛り込んだデッキとなっており、勝ちを目指しつつもエンターテインメント性を忘れない粋な戦いが繰り広げられることに。

 

ティラノは最終的に闘化後ニケの発動条件を満たしたものの、それを見越して罠を置いていたありすによって放てずに終わった。そんなティラノが闘化後ニケの発動条件を満たす間、ありすは順調にダメージを重ね、盤面有利を取っていた。
この勝負の決着はありすのマクドナルドコラボ駒“パティ”となった。観客にさらにマックカードをプレゼントしつつ、自身の勝利も確定させる最高の幕切れに、観客からの歓声が轟いたところで表彰式を実施。
コメントを求められたありすは、準々決勝から宣言していた「関西地区にトロフィーを持ち帰る」を実現できたことを大いに喜んだ様子。

 

 

選手たちによって獲得したマックカードを会場のみなさんにプレゼントする抽選会を行い、20分の休憩に。その後、ゲーム内の3周年イベントの情報を告知する“新着オセロニア オセロニアンの祭典SP”があった。
こちらではアギラを始めとした新たに闘化が実装されるキャラクターたちが数多く発表されたほか、『DEATH NOTE(デスノート)』の復刻や『エヴァンゲリオン』コラボが発表に。
3周年を迎え4年目へと走り出した本作。まだまだその盛り上がりは留まるところ知らずといったところ。選手たちはもちろん本作のファンのみなさんも今後も継続してプレイして、熱き戦いを繰り広げていくことだろう。
ますます本作から目が離せないこと請け合いだ。

 

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