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ポケモンのストリーマー大会で「0.0216%」の奇跡が発生

10月22日、ゲーム実況者やストリーマーたちが参加する『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット(略称・ポケモンSV)』の大会「Crazy Raccoon Cup Pokemon Scarlet and Violet」が開催された。

 

ストリーマーが2人1組でチームを組み、4日間でストーリーをクリアーした後にポケモンバトルを行うというレギュレーションだ。

 

今回出場したのは、だるまいずごっどさんとローレン・イロアスさんによる「はぴまま」、もこうさんと加藤純一さんによる「マンダのりゅうせいぐんは強い」、k4senさんとうるかさんによる「俺らがモンスター」、おにやさんとよしなまさんによる「チーム噛ませ犬」の4チーム。

大会の中で最も注目を浴びた試合は、予選第2試合の「はぴまま」対「俺らがモンスター」の対決だった。

試合は、最初の2ラウンドで「俺らがモンスター」が連勝し、星取表では勝者が決まった。しかし、最も視聴者を沸かせたのはその後の第3ラウンドだった。

「だるまいずごっど」はチームの連敗の後、手詰まりの状況に直面し、秘密兵器の「クワガノン」を戦闘に投入。この「クワガノン」は「ハサミギロチン」という、相手を一撃で倒す30%の命中率を持つ攻撃を使用するポケモンで、さらに20%の確率で行動が速くなる「せんせいのツメ」というアイテムを持っていた。

 

「ハサミギロチン」と「せんせいのツメ」の両方が成功すれば、ゴーストタイプ等の一部のポケモンを除いたほとんどの相手ポケモンを確実に撃破できるが、このコンボの成功率はわずか6%。この大博打を誰もが「ネタだ」と楽しむところだった。

しかし、「だるまいずごっど」は3回続けて「せんせいのツメ」と「ハサミギロチン」のコンボを成功させ、相手のポケモンを撃破。

この3連続の成功率は驚異の0.0216%で、まさに奇跡だった。

 

「Crazy Raccoon Cup Pokémon Scarlet and Violet」配信よりキャプチャー。「ギロチンネキ」が3回目のハサミギロチンを決めた瞬間。

これは、競馬で言えば3連単が当たる確率。ある計算によれば、日本人が80年飛行機に乗り続けて墜落事故に遭遇する確率も0.02%。

この奇跡の瞬間から、「CRカップ」やこのクワガノンに付けられた「ギロチンネキ」といった言葉がトレンド入りした。

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