community 地域活性化

埼玉県加須市で、シニアのeスポーツ体験教室が開催

eスポーツが高齢者の認知症やフレイル予防に役立つのかを検証すべく、
埼玉県加須市はシニア層向けのeスポーツ体験教室を実施した。

検証で予防効果が認められれば、加須市は、来年度から本格的にeスポーツ教室を開催したい考えだ。

体験は全8回行なわれ、最終日の8月30日には60~85歳の男女12人が平成国際大学に集まり、同大スポーツ健康学部の水國照充教授の指導の下、ぷよぷよをプレイした。

eスポーツは認知症予防に新たな希望をもたらす可能性がある。
認知症予防には、脳を刺激し、認知機能を維持・向上させることが重要だが、eスポーツは戦略性、反応速度、協力プレイなど多くの脳機能を鍛えるゲーム要素を含んでいる。
継続的なゲームプレイは、脳の活性化を促進し、記憶や問題解決能力を向上させる可能性がある。

また、認知症予防においてはコミュニティへの参加・交流も非常に重要であり、この点でもeスポーツは一助となる。
eスポーツはコミュニケーションや協力が必要であるため、コミュニティのコンテンツとしても役立つためだ。

埼玉県以外にも、全国各地で自治体主導のeスポーツを活用した認知症予防プロジェクトが進行しており、
一般社団法人シニアeスポーツ協会・国際eスポーツ医学会は8月、シニアeスポーツコミュニティの創設~自走支援パッケージの提供を開始した。

eスポーツによって1人でも多くの方が1秒でも長く健康に過ごせる未来。
また、eスポーツによってシニア世代と若者世代がひと繋ぎになる未来に期待が寄せられる。

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