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VRゲームをするなら!用意したい機器や楽しめる施設などをご紹介

2024.10.17

VRゲームをするなら!用意したい機器や楽しめる施設などをご紹介

「Virtual Reality(バーチャルリアリティ)」の略であるVR。昨今、さまざまなゲームタイトルが続々とリリースされていますが、その中でも「VRゲーム」は圧倒的な没入感とともにゲームを楽しめる新時代の技術として注目されています。

 

この記事では、これからVRゲームに興味がある方に向けて、VRの仕組みや楽しみ方、またゲーム以外の活用事例まで詳しく紹介します。「VRゲームをやってみたいけれどよく知らない」「どんなところでVRを体験できるのか気になる」という方はぜひお読みください。

 

目次

VRとはそもそも何?

 VRの仕組み

 VRの展望は?

VRゲームを自宅で楽しむ際の準備

 スマートフォンで楽しむなら

 ゲーミングPCで楽しむなら

VRゲームを楽しめる場所はどこ?

 X-STATION (タイトーステーション 池袋西口店)

 よみうりランド遊園地

 RED° TOKYO TOWER

ゲーム以外にも使われている!VR活用

 医療分野

 スポーツ分野

 不動産業界

 広告業界

まとめ

 

 

VRとはそもそも何?

 

VRとは、そもそもどのようなものなのでしょうか。VRはコンピュータで生成された仮想空間をあたかも現実であるかのように感じられる技術のことを指します。

 

この章では、2つの観点からVRの概要について説明します。

 

VRの仕組み

VR(Virtual Reality)とは、VRゴーグルやHMD(ヘッドマウントディスプレイ)と呼ばれる機械を着用し、仮想空間を体験することができる仕組みのことを指します。視界の360度がバーチャルの世界に包まれ、ゲームをはじめとしてさまざまな体験をすることができます。モデルにもよりますが、音楽や映像なども楽しむことができ、視覚・聴覚の両方が満たされます。

 

VRゴーグルとHMDの違いを簡単に説明すると以下のとおりです。

 

・VRゴーグル:主にVR体験を目的としたデバイスで、仮想現実を楽しむことに特化しています。

・HMD:頭に装着するディスプレイ全般を指し、必ずしも用途はVRに限定されません。拡張現実(AR)や単純な映像再生用としても使用されることがあります。

 

VRは、顔の向きに合わせて映像を表示するという技術を基に作られています。 VRゴーグル内には左右の目にそれぞれ対応する2つの小さなディスプレイが搭載されており、これにより立体視が実現されているのです。また、一部のヘッドセットには「アイトラッキング」と呼ばれる、視線を追って映像の視点を変える機能が搭載されていることもあります。

 

なお、子どもが遊ぶ場合は、HMDの着用には注意しましょう。子どもの目の機能は未発達なため、斜視などの弊害が起こる可能性があります。子どもの利用については、発達に関するリスクから、各協会やメーカーで年齢制限を設けています。一例として「Meta Quest 2」であれば13歳以上から使用可能です。子どもに使用させる場合は、制限やリスクを加味する必要があるでしょう。

 

VRの展望は?

IDCが2018年に発表した調査「Worldwide Semiannual Augmented and Virtual Reality Spending Guide,2017H2」によれば、世界のAR/VRの市場規模は2017年から2022年の年間平均成長率(CAGR)が71.6%になると予想されていました。

 

この予想を裏切らず、2023年には、国内AR/VRヘッドセット出荷台数が前年比67.4%増の56.6万台と増加傾向の結果に着地したそうです。売上のみならず、VRにまつわる地上波テレビ番組の出現や、また動画配信サイトなどにおけるVRコンテンツの拡大などによって、今後もVR需要は増加していくと考えられるでしょう。

 

 

VRゲームを自宅で楽しむ際の準備

次に、VRゲームを自宅で楽しむために、どのような準備をしたらよいかを説明します。
まずはVRデバイスの用意です。スマホセット(スマホ+VRゴーグル)、PC/ゲーム機連動型(据え置き型)、スタンドアローン型の3種類があるため、自分がどのデバイスで楽しみたいのか、また遊びたいゲームタイトルが対応しているものがどれなのかなど、適したものを選びましょう。

 

スマートフォンで楽しむなら

スマートフォンで楽しみたい、という方は、以下を準備しましょう。

 

スマートフォン 高性能なプロセッサ・十分なRAM容量・容量の大きいバッテリーを搭載した、インターネット接続が可能なもの
VRゴーグル スマートフォン対応のVRゴーグル(スマホがセットできるもの)
VRコンテンツ YouTubeVRやVRChatをはじめとした、VR対応のゲームアプリや動画など

 

上記3つがあればVRゲームを楽しめますが、もしスマートフォンの機種が古く、ゲームの推奨スペックを満たせない場合は、iPhone 15/15 PlusやXperia 5 Vなどのハイスペックなスマートフォンを用意する必要があるでしょう。また、VRゴーグルにもサイズなどの関係から対応可能なスマートフォンが定まっていることが多く、注意が必要です。

 

ゲーミングPCで楽しむなら

ゲーミングPCで楽しみたい方は、以下を準備しましょう。準備したあとはVRゴーグルをPCに接続し、デバイスの設定やゲームのインストールを行います。

 

ゲーミングPC VRゴーグルの推奨スペックを満たす高性能なもの
VRゴーグル PC/ゲーム機連動型(据え置き型)
※スタンドアローン型はゲーミングPCを必要としない
VRコンテンツ SteamVRなどでVR対応のゲームやアプリ

 

VRゴーグルのスペックだけではなく、やってみたいゲームの推奨スペックを満たしたゲーミングPCを用意する、という点にも注意が必要です。VRゲームと一口にいっても、他者との交流をメインとする「VRChat」やリズムゲームである「Beast Saber」など、さまざまなジャンルがあり、推奨されるスペックはそのゲームごとに異なります。

 

そのほか、より快適に楽しみたい場合はVRコントローラーや、また部屋内に十分に動き回れるスペースがあるとよいでしょう。

 

 

VRゲームを楽しめる場所はどこ?

自宅以外でも、VRゲームは楽しめます。近年では、VR技術を活用したエンターテインメント施設もあるため、家族で楽しめるスポットが各地に見られるようになりました。ここでは人気が高い「タイトーステーション」「よみうりランド遊園地」「RED° TOKYO TOWER」について紹介します。今までとは一味違った新しいゲームを楽しんでみたい方は、ぜひ訪れてみてください。

 

X-STATION (タイトーステーション 池袋西口店)

出典:X-STATION(エックスステーション)|株式会社タイトー

 

友人や知人など、複数人でVR・XRゲームを楽しみたいならX-STATION(タイトーステーション池袋西口店)に訪れてみましょう。タイトーステーションは、言わずと知れた大手ゲームセンターで、全国に店舗を構えています。X-STATIONはフロアがまるごと、没入体験をすることができます。最大3人で協力プレイが楽しめるイマーシブシューティングアトラクション「サバイバルフロムZ」や、シングルプレイ、マルチプレイが楽しめる「VARBOX」は4台設置してあり、仲間と一緒にバーチャルリアリティーを楽しむことが出来ます。

ぜひ複数人で盛り上がりながら、VR・XRの世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

よみうりランド遊園地

出典:CAR factory | グッジョバ!! | よみうりランド遊園地

 

よみうりランド遊園地では「全身でVRに没入できる体感型VR」というコンセプトのもと、日常から離れた世界を楽しめます。ディスプレイの前で座って行うだけではないアクティブさも堪能できるのです。

 

たとえば、「ハシラス」では、全身に動きや風・音・振動などを感じられる仕様になっています。遊園地なだけあって、ファミリーで楽しむのもおすすめです。

 

RED° TOKYO TOWER

出典:RED° TOKYO TOWER

 

RED° TOKYO TOWERではVRゴーグルをつけて楽しめる体験型のアトラクションが充実しています。東京タワー直下にある「フットタウン」内の3階・4階・5階の3フロアにわたってアトラクションが展開されており、子どもから大人まで、幅広い層が楽しめる多種多様なコンテンツが魅力です。中でも注目は、2024年にオープンしたばかりの、日本初上陸となるVRアトラクションエリア「LEKE VR」です。ここでは、360°回転し飛行体験を味わえる絶叫VRライドや、風・振動などの特殊効果で没入感を極限まで高めた未来型VRシアター、臨場感あふれるVRレーシングなど、4種類のアトラクションを楽しめます。恐竜・宇宙・深海など、数十種類のゲームが収録されており、自分が好きな世界へ一瞬で没入し、未知の世界を体験することができます。

 

 

ゲーム以外にも使われている!VR活用

これまでゲーム分野に焦点を当ててVR技術の活用を紹介してきましたが、実はゲーム以外の分野でも幅広く利用されています。これらの活用例を知ることによって、身近にVRがあることを認識していただけるでしょう。ここではいくつかの活用事例を紹介していきます。

 

医療分野

医療分野では、VR技術が医師の技術向上と患者の治療に役立てられています。手術のシミュレーションをVRで行うことで、手術の成功率を高め、ミスを未然に防ぐことが期待されています。また経験の浅い医師が実際の手術をVRで見学し、情報共有をしたりすることも可能です。

 

たとえば、医療研修用のVRプログラムでは、診察や緊急医療、手術など非常に多くの医療現場を体験できることができます。これにより、医師は患者への対応や急患の対処法、手術の技術などを、よりリアルな環境を再現して学ぶことができます。

 

加えて、VRは地理的な制約を超えて活用できることも評価されており、遠方の医師でも医療研修に参加することができます。医師の技術向上を促進する要因として、今後ますます発展していくことが期待されています。

 

スポーツ分野

スポーツ分野においても、私たちの観戦体験をより魅力的にするツールとしてVRは注目されています。VR動画配信プラットフォームなどを通じて、観客は360°視点でスポーツ観戦を楽しめるようになり、自宅や施設にいながらも、まるでスタジアムの特等席に来たかのような高揚感を味わうことが可能になりました。

 

またVR技術の活用は観客側だけにとどまらず、選手のトレーニングにも利用されています。VRを活用したトレーニングシステムを導入することで、より実戦に近い環境を再現し、対戦相手の分析や試合に向けた準備を行うことができます。従来のように動画だけを見て相手選手の分析をするだけではなく、HMDなどを用いて具体的にイメージを高めながら、本番に向けてトレーニングを積むことができるのです。

 

ただし、活用できる競技分野は限られます。VRゴーグルをつけながらのトレーニングができない競技もあるため、VRは主にシミュレーションや戦術分析のツールとして利用されることが多くなっています。

 

不動産業界

不動産業界では、物件の内見時にVRが活用されています。もともと広がりを見せていたVR技術ですが、新型コロナウイルスの流行をきっかけに試験的に導入する企業が増え、アピールポイントとして訴求する企業も見られました。VR技術を活用することで、直接足を運ばなくても、その場にいるような感覚で物件を確認できるようになります。

 

また、内観だけではなく外観も含めて確認することができ、物件を決める際に全体のイメージを掴みやすくなります。顧客は効率的に物件選びができ、ミスマッチのリスクを減らすことが可能です。気になる物件のなかでも特に住んでみたいと思えるような物件だけをピックアップし絞り込んで実際の見学に移ることができるため、時間と労力の節約にもつながります。

 

なお、不動産業界のVR活用は顧客の利便性を向上させるだけでなく、不動産会社の業務効率化にも寄与しています。担当者が現場に足を運ぶ機会が少なくなり、移動時間を他の業務に充てることができるようになっています。

 

広告業界

広告業界でもVR技術の活用が進んでいます。VR空間内に広告を展開することにより、そのゲームをプレイしている人たちに訴求することも可能です。たとえば、VRChatというVR空間を利用した「バーチャルマーケット2023 Winter」では、高島屋をはじめとした企業がVR空間内で商品をPRするという事例もありました。

 

従来のCMやWeb広告といった手法とは異なり、VR空間内で商品を直接体験できる点が大きな特徴となっています。実際にVR空間内に商品を作り、ユーザーのアバター(VR上で使う自分のキャラクターのこと)に着せるなどして、デザインや使用感を確認することができ、商品やサービスの理解を深めてもらうことができるのです。

 

 

まとめ

 

VRゲームを初めてプレイする人であれば、初めの準備をしっかり整えられるとよいでしょう。スマートフォンでプレイするのか、ゲーミングPCでプレイするのかを検討し、やりたいゲームタイトルがある場合は、それに適したデバイスを選択しましょう。

 

またVRは自宅で楽しむだけにとどまらず、レジャー施設でも体験できるようになっています。かつて映画の中でしか見られないと思っていた世界が、今や目の前に広がり、身近な存在にまでなりつつあります。さらに、各業界においてもVR技術の浸透が進んでおり、単なるゲームの枠を超え、さまざまな業務への応用も進んでいます。

 

VRゲームは、新しいゲームの形を提供するエンターテインメントです。本記事を読んで興味を持った方は、ぜひこの機会にVRゲームを試してみてはいかがでしょうか。

 

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