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【前編】東大阪市の小学校でJTBコミュニケーションデザインがプログラミング出張授業を開催

【前編】東大阪市の小学校でJTBコミュニケーションデザインがプログラミング出張授業を開催

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9月7日・8日・28日に、JTBコミュニケーションデザイン(以下「JCD」)が、東大阪市の小学生に向けてプログラミングの出張授業を行なった。

JCDは2021年度より「プログラミングスタジアム」を実施している。
小中学生がスクラッチを活用してゲームやアニメーションを制作・応募するコンテストだ。

2023年度は、プログラミングスタジアムの開催に合わせて、全国14箇所で無料の出張プログラミング教室を実施している。
https://jcdpgstadium.jp/

本記事では、9月8日に行なわれた布施小学校での出張教室の模様をレポートする。

舞台は、布施小学校4年1組。
「ゲーム大好きな人はいますか~?」と聞くと、ほぼ全員が「は~い!!」と手を挙げてくれた、元気なクラス。

まずは講師より、今日のテーマについて説明。

東大阪市での実施ということで、テーマは「東大阪市を世界に紹介・PRしよう!!」
画像右下は、東大阪市マスコットキャラクター「トライくん」。東大阪市は、花園ラグビー場のあるラグビーの街だ。

ミニ講義

テーマ説明の後は、「プログラミングとは?」というミニ講義。

筆者は恥ずかしながら、「プログラミングって何でしょう?」という講師の問いに、パッと答えが浮かばなかった。
颯爽と挙手する4年1組の生徒。「プログラミングは、コンピューターに指示を出すもの」とバシッと回答。今の小学生のITリテラシーに驚く。

エクササイズ

「東大阪市を世界に紹介・PRしよう!!」への取り組みの前段階で、スクラッチの操作を覚えるために「アニメーションの仕組みを作って、吹き出しに言葉を入れる」というエクササイズを実施。

スクラッチの画面の解説した後、「背景画像を変えてみよう」と講師が呼びかけると、生徒は皆、慣れた手つきでiPadを操作し、フォルダから画像を選択しアップロード。
生徒の些細な行動の1つ1つに、「ITネイティブ」を感じる。

エクササイズでつくるアニメーションは、
1人に「こんにちは」と言わせる

1人が1秒待った後に「こんにちは」と言う

その返答を受け、「今日は曇りですね」と言う
と言った具合の、会話形式のもの。

スクラッチでは、「~~と言う」「1秒待つ」といった指示がブロックになっており、それらを組み合わせてプログラミングを作成する。
例えば上記アニメーションの場合、それぞれに「こんにちは」と言わせるブロックを配置するが、
それだけでは両者が同時に「こんにちは」と言ってしまう。そのため、片方に「1秒待つ」という指示を挿入する必要がある。

大人になった今ではこのような論理的思考に苦はないが、ここから更に複雑化するエクササイズを易々とこなす小学4年生に、筆者は驚いた。

作品づくり

エクササイズで基本操作を理解した後は、生徒が各々「東大阪市を世界に紹介・PRしよう!!」のテーマに沿って自由に作品を制作する演習タイム。
背景画像、登場キャラクター、セリフを自由にカスタマイズしながら、自由な発想で東大阪市をPRする。

ある生徒は、東大阪市・布施エリアの名所である布施戎(えびす)神社の画像を背景に設定し、
鳥とトンボが神社や、神社のえびす像「えべっさん」について解説するアニメーションを制作していた。

生徒がそれぞれのアプローチ・豊かな発想で作品を制作し、授業の後半では立候補した生徒による発表会を開催。

その模様は、レポート後半にてご紹介します!

~後編につづく~

 

 

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